ステップファミリーの難しさ、娘の思春期、自身の更年期が重なり悩んだ時期も。hitomiさんを救った「頑張らない」ルール

AI要約

hitomiさんは、歌手として活躍する傍ら、子育てや家事に奮闘している。忙しい日々の中でリフレッシュする方法や頑張らないことの大切さについて語っている。

自分のためのひとり時間を持つことや、ストレス発散方法としてカラオケやマッサージを楽しむhitomiさん。また、育児に疲れたときにはプチ家出をするなど、自分の気持ちを大切にする工夫も紹介されている。

子どもたちとのバランスを保ちながら、笑顔でいたいと願うhitomiさん。自分が幸せであることと家族の幸せとのバランスを取ることの重要性を語っている。

ステップファミリーの難しさ、娘の思春期、自身の更年期が重なり悩んだ時期も。hitomiさんを救った「頑張らない」ルール

今回のゲストは、歌手のhitomiさんです。hitomiさんは、17歳でモデル業を始め、18歳の時に歌手デビューし「CANDY GIRL」「GO TO THE TOP」をリリースし話題に。以降、「LOVE 2000」「キミにKISS」「SAMURAI DRIVE」などヒット曲を連発し、プライベートでは3度の結婚を経て4児の母親となりました。

前半では、hitomiさんの忙しい日々でのリフレッシュ方法や40代後半を迎え「頑張らない」をルールに自分らしくいられるコツについてお聞きします。また、子連れ再婚したステップファミリーならではの悩みや、幼少期のエピソードからくる子育ての苦悩を語ってくれました。hitomiさんが憧れていた「家族のあり方」とは。(この記事は全2回の第1回目です)

hitomiさんは現在15歳、9歳、7歳、4歳の子育てを歌手と兼業しながら続けています。日々大切にしていることは頑張らないこと。デビューから20代は多忙な時期を過ごし、頑張ることが根付いてしまっていた自分の鎧を外し、いかに肩の力を抜けるか、ズボラになれるかをテーマにしています。

「頑張りすぎると、免疫力が下がったり病気になってしまったり、あまり良いことがないのかもしれない。去年、急性腸炎と溶連菌にかかってしまったのですが、それが原因かもしれないと思って。子育てや家事、日々やることが多すぎるんですよね。忙しすぎると体の声、心の声に気づかず、つい無理してしまう。

子育てをしているとついイライラしてしまいがちですが、私はとにかくハッピーでいたい。健康でいたいし、笑顔でいたい。笑顔でいないと子どもから“お母さんどうしたの?”なんて言われちゃう。だからいつも健康で笑顔でいられるように無理しない、頑張りすぎないようになりました」

子育てのリフレッシュ方法は、自分を省みるひとり時間を持つこと。忙しい合間に時間を見つけ、自分のために好きなこと、気持ちがリフレッシュできることをやります。

「ハッピーじゃない状況からどう抜け出すか。自分なりの嫌だな・違うなということに気づいて、それを少しでも軽減できる方法を見つけます。私の場合は、ひとりカラオケ、マッサージ、トレーニング。声を出したり体を動かすことでストレス発散します。ひとり時間も大事ですよね。お気に入りのカフェでひとりお茶する時間、仕事からの帰り道ひとり車を運転して帰ってくる時間も大切です」

とはいえ、たまに手いっぱいになり育児が嫌になってしまう瞬間も。そんな時には、“プチ家出”。混乱した状況をクールダウンさせ、ひと呼吸置く時間を作ります。

「“もうみんなの言うこと聞いてられないよ! パパ、よろしく!”って、家の近くのセブン-イレブンでコーヒーを飲んで帰ってきます。子どもたちからあれこれ言われすぎて、“もうダメ!”となって愛犬のハナちゃんを連れてのプチ家出ですね(笑)。できない時はできないとはっきり言う。そうしないと子ども4人の意見を受け入れるなんてできないんですよね。子どもの意見のため、誰かを優先して自分がへとへとになったり、自分をすり減らしてまで頑張るのは違うと思っていて。もちろん自分だけが幸せになるのではなく、バランスを取ることが大事だと思いますが」