髙橋ひかる、モラハラ彼氏役・西垣匠は「目がパキパキ」木村慧人の美女装姿には「くぅ~、負けた!」『顔に泥を塗る』取材会

AI要約

『顔に泥を塗る』は髙橋ひかる主演のドラマであり、人生逆転ラブストーリーを描いている。

主要キャストが登壇した取材会では、キャスト陣の仲の良さや撮影裏話が明かされた。

また、メイク監修を務める井手上漠がキャストの美容法を判定し、キャスト陣が逆転劇について語った。

髙橋ひかる、モラハラ彼氏役・西垣匠は「目がパキパキ」木村慧人の美女装姿には「くぅ~、負けた!」『顔に泥を塗る』取材会

 髙橋ひかる主演ドラマ『顔に泥を塗る』(テレビ朝日系 毎週土曜 午後11時30分~深夜0時)が本日7月13日(土)からスタート。初回放送を前に取材会が開催され、髙橋をはじめ、木村慧人(FANTASTICS)、西垣匠、高野洸らが登壇した。

 SNSで大きな反響を呼んだヨシカズ原作の人気コミック「顔に泥を塗る」(ゼノンコミックス/コアミックス)を髙橋ひかる主演でドラマ化。運命的に出会ったメイク男子・高倉イヴ(木村慧人)に施してもらったメイクをきっかけに前に踏み出しはじめた主人公・柚原美紅(髙橋ひかる)が、モラハラ男へと変貌した彼氏・結城悠久=ハル(西垣匠)に立ち向かい、メイクの力で人生を変えていく、“人生逆転ラブストーリー”だ。

 いよいよ7月13日(土)に迫った初回放送を前に、主演の髙橋をはじめ、木村、西垣、そして謎多きエリート弁護士・鬼武柊真役の高野洸という主要キャストが集結した。同世代の4人がそろった取材会は、和気あいあいとした空気でスタート。しかし、髙橋は「みんなおしゃべりな人たちではないので、メイクルームでは誰もしゃべらないんですよ」と意外な一面を明かす。でも、実はこれこそ仲のいい証で「いい感じの距離感で、しゃべるときはすごくしゃべるし、黙るときは黙るみたいにメリハリが利いている。無理しなくていい空気感がとてもいいんです」と髙橋が語るように、既に肩肘張らず一緒に過ごせる仲となっている様子。

 その一方で、物語はメイクをきっかけに変わっていく髙橋演じる美紅が、西垣演じるハルのモラハラに翻弄されるという緊張感が漂う。第1話では早くもハルが美紅に“クレンジングオイルをぶっかける”シーンが登場するという話になると、髙橋は「(怖いのは)そのシーンだけじゃないんです。西垣さんの爽やかなルックスからは想像がつかない“目”のキマり方で…。目がパキパキで、監督や私たち一部で“パキパキニキ”と呼んでいて(笑)」と言い、その恐ろしいほどの存在感に当初は「好きになれなかったですね!」と本音もこぼれた。

 それを聞いた西垣は「心が痛くて仕方なかったです。“ごめんね、ひかるちゃん”と思っていました」と弁解するも、すかさず髙橋は「うそ! 楽しみだって言ってたのに(笑)」と。さらに、木村も西垣と対峙したシーンで「いつ瞬きするんだろうと思うくらい目を開かれていて、怖かったです(笑)」と語り、その怪演ぶりを明かした。

 自尊心が低く周りに気を使ってしまう美紅が、“その日のなりたい自分”に合わせてメイクや洋服を自由に楽しむイヴと出会ったことをきっかけ前に踏み出していく本作。イヴを演じる木村は女装にも挑戦し、その姿は今夜放送の第1話で解禁される。

 ビジュアル撮影の際に、初めて木村の女装姿を見た髙橋は「くぅ~、負けた!」と感じたそうで、「本当に美しくて、いち早く見ていただきたいですね」と太鼓判。また、高野は本作で共演する以前にも木村と面識があったというが、女装姿の木村を前に「(その時の印象を)一瞬で忘れて、『初めまして』という感じでいってしまいました(笑)」とガラリと印象を変えた姿に圧倒された様子。

 一方、西垣はまだ木村の女装を見ていないそうで、「どのくらいかわいくなっているんだろうと、視聴者としてすごく楽しみにしています!」と期待した。一同から絶賛させた木村本人も、「かわいいです(笑)」と自画自賛しつつ、「お母さんに似ていますね」と告白。実は、これまでも所属するFANTASTICSのライブなどで“けいこちゃん”というキャラクターで女装姿を披露してきた木村だが、今回の女装姿をグループのメンバーに見せたところ「きれい! (けいこちゃんとは)別人だね。プロのメイク技術があるだけで、こんなに変わるんだ!」と大絶賛されたそう。

 そんな木村の女装姿も手掛け、本作のメイク監修を務めるのはジェンダーレスモデルとして活躍し、国際メイクアップアーティスト検定1級を持つ井手上漠。そんな井手上もイベントに登壇し、キャスト陣が普段行っている美容法が“あり”なのか“なし”なのかを判定する「教えて!漠さん!美容〇×判定」を実施した。

 トップバッターの高野は「泡洗顔を1秒ちょっとしたらシャワーで流しちゃう」と明かすと、あまりの時間の短さにキャスト陣からは「早っ!」とツッコミが入るが、井手上の判定はなんと「〇」。実は、高野の洗顔方法は「乾燥しない洗顔のやり方」だそうで、意外な結果に一同は驚き。しかし、ここからさらなる衝撃が。週2回ほど筋トレをする西垣は「トレーニングした後にたんぱく質や炭水化物をたくさんとるためにコンビニ弁当を大量に食べる」そうで「やめた方がいいですかね?」と自信なさそうに判定を待つと、判定は「×」。

 また、木村の「髪を洗った後にちょっと放置してから乾かす」も「×」。さらに、ラストに髙橋が「むくみやすくて、ツボ押しの道具を買って刺しているんですけど、間違ってないですかね?」と問うと、残念ながらこちらも「×」判定。まさかの、高野以外の全員の美容法が好ましくないことが判明した。

 しかし、井手上は「△が欲しい」と言い、それぞれの美容法がダメな点や、良くするためのアドバイスを丁寧に説明し、木村は「すぐに乾かします!」と言うと、髙橋も「(ツボ押しを)すぐやめます!」と全員が納得の結果となった。

 さらに、“人生逆転ラブストーリー”という本作にちなんで、キャスト陣が人生における「逆転劇」も披露。髙橋は芸能界に入るきっかけとなる公開オーディションの際に苦悩したことがあったそうだが、「こうやって作品に出させていただき、いろんな方とお仕事をさせていただいている今があると思うと、仕事を頑張ってきて良かったって思います!」と、見事な逆転エピソードを明かした。

 続く木村も、かつて海外に行くオーディションの最終審査で落ちてしまい、挫折を味わったそうだが、「今こうやって頑張ってFANTASTICSになれて良かったと、すごい思います」と力強く語る。さらに、実はフェンシング日本代表も経験している西垣は、学生時代にフェンシングの全国大会で「逆転優勝」をした時の気持ちのいい逆転劇を明かし、一同から「すごい!」と声が上がる場面も。

 そんな見事な逆転劇が続々語られる中、高野は「僕も1位になったことがいっぱいありまして…」と幼稚園や小学校のかけっこやマラソンでの栄光を披露し始めるも、「小4以降、スポーツをやっている人たちに抜かれて逆転されました」とまさかの“逆転され劇”というオチで、髙橋やキャスト陣をはじめ、会場中を爆笑の渦に包んだ。

 和やかな空気の中、終始笑いが絶えないトークで髙橋をはじめキャスト陣の仲の良さが伝わり、この4人が織り成す物語にますます期待が高まった取材会。最後は髙橋が「人生がもっと楽しくなったり、日々を彩る何かと出会ってこの作品が届くことを信じています」と熱い思いを伝え、会見を締めくくった。