松本人志代理人が「ミヤネ屋」めぐり抗議文 録音テープが存在と誤認させると指摘

AI要約

ダウンタウンの松本人志の代理人が、報道内容に不服を申し立てるため八重洲総合法律事務所の公式サイトに抗議文を公開した。

放送内容について不適切な偏向報道と事実に反する内容があったと指摘し、公平性を欠く編成を批判した。

BPOへの人権侵害の申し立てを準備中であり、今後も偏向報道や事実に反する内容を報道しないよう要求している。

松本人志代理人が「ミヤネ屋」めぐり抗議文 録音テープが存在と誤認させると指摘

 ダウンタウンの松本人志の代理人弁護士を務める田代政弘氏らが12日、八重洲総合法律事務所の公式サイトに「讀賣テレビ放送株式会社に対する抗議文の申入れについて」と題した文書を公開した。

 同局制作の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)の報道内容に関して「松本氏の名誉権の侵害を助長する内容であることに疑いを差し挟む余地はなく、貴局に対し、強く抗議を申し入れます」とした。

 松本は女性A子さんらに「性的行為を強要した」と昨年12月に週刊文春に報じられ、名誉を傷つけられたとして3月から東京地裁で争っている。文春は10日、松本の代理人の田代氏がA子さんの出廷妨害を画策していたなどと伝えた。

 これを受けてミヤネ屋が11日に放送した内容について、田代氏らは「不適切な偏向報道及び事実に反する内容の報道があったことを確認いたしました」。

 田代氏らが具体的に指摘したのは、コメンテーターとして出演したおおたわ史絵氏が「ありとあらゆる手を使って、とにかく『A子さん』に諦めさせようとしている図式だけは、はっきり私にもわかっている感じですかね」という部分だ。

 声明では、おおたわ氏が文藝春秋が発行、配信する多数の媒体に寄稿していることを挙げ「株式会社文藝春秋と明確な利害関係のある者をコメンテーターとして起用し、本件についてコメントを促すこと自体、公平性を欠いた編成であると断ずるほかございません」とした。

 また文春で報じられた大手出版社に在籍する女性週刊誌の元編集長とA子さんと繋がりがあるX氏との会話に関して、文春には一切書いていないにもかかわらず、まるで録音が存在すると文春に書かれているかのようなコメントをアナウンサーがしたことにも「番組内で速やかに訂正していただくよう、申し入れを行います」とした。

 現在、BPO(放送倫理・番組向上機構)の放送人権委員会に対し、人権侵害を申し立てる準備を進めていることも明かした。「今後、偏向報道と受け取られる可能性のある内容や事実に反する内容を一切、報道することがないよう、適切に対処されたく申し入れます」と締めくくった。