「女優になって朝ドラに出る」SNSで人気の20歳 片岡凜が高校時代、同級生に笑われた夢かなえた

AI要約

SNSで人気の女優・片岡凜(20)が、22日から伊藤沙莉(30)主演のNHK連続テレビ小説「虎に翼」に出演することが分かった。

初の朝ドラ出演で、主人公の寅子(伊藤)とある出来事をきっかけに関わる女子高生の森口美佐江を演じる。

高校時代にTikTokで注目され、約20社の芸能事務所からオファーを受けた逸材が、ついに夢をかなえた。

撮影では「爪痕を残したいと思って、気合を入れて臨みました。いま持っている力を出し切りました。後悔はありません」と胸を張る。

セーラー服姿で演じた美佐江は一見、昭和30年代の理想的な女性だ。「優秀で聡明な女の子。でも、内側には世間に対する疑問を秘めています」。

22歳にしてすでに幅広い作品に出演し、次世代ブレイク女優の名を高める片岡凜。鮮烈な朝ドラデビューを飾り、お芝居への意欲を強く語る。

「女優になって朝ドラに出る」SNSで人気の20歳 片岡凜が高校時代、同級生に笑われた夢かなえた

 SNSで人気の女優・片岡凜(20)が、22日から伊藤沙莉(30)主演のNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜、前8時)に出演することが9日、分かった。初の朝ドラ出演で、主人公の寅子(伊藤)とある出来事をきっかけに関わる女子高生の森口美佐江を演じる。

 高校時代にTikTokで注目され、約20社の芸能事務所からオファーを受けた逸材が、ついに夢をかなえた。マネジャーからの電話で出演を知らされ「私以上に家族が喜んでくれて、その反応を見て、喜びが込み上げてきました」。撮影では「爪痕を残したいと思って、気合を入れて臨みました。いま持っている力を出し切りました。後悔はありません」と胸を張る。

 セーラー服姿で演じた美佐江は一見、昭和30年代の理想的な女性だ。「優秀で聡明(そうめい)な女の子。でも、内側には世間に対する疑問を秘めています」。一般的な常識とは違うが、絶対的に間違っているとも言い切れない。そんなジレンマを抱える。法律をテーマにするドラマで「そもそも法律とは何か?」という大きな疑問を投げかける。

 小学校時代に小説を執筆したことが、表現者としての原点。秀逸なワードセンスの持ち主でデビュー3年目としては異例のTikTokが約22万人、Xは約15万人、インスタグラムは約12万人と計約50万人のフォロワーを誇る。

 6月にXで高校時代、同級生に「女優になって朝ドラに出ようと思っている」と伝えたら、笑われたエピソードをつづった。その投稿は閲覧数1444万を記録して反響を呼んだ。「笑われても心は折れませんでした。同級生のみんなにも、私が出演する姿を見てほしい」と願っている。

 18歳で女優デビューして2年。20歳の節目を迎え「お芝居への意欲が強くなりました。作品の中で生きる女優になりたい」。鮮烈な朝ドラデビューを飾り、次世代ブレイク女優に名乗りを上げる。(有野 博幸)

 ◆片岡 凜(かたおか・りん)2003年10年6日、群馬県生まれ。20歳。22年に優里のMV「レオ」で女優デビュー。TBS「石子と羽男」でドラマ初出演。23年にテレ朝「リエゾン―こどものこころ診療所―」、TBS「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」、24年にNHK「柚木さんちの四兄弟。」などに出演。趣味はギター演奏。特技は英会話。身長162センチ。血液型O。