磯村勇斗、アフレコ称賛した監督への差し入れ明かし「胃袋からつかんでいくのは大事だな」 アニメ「めくらやなぎと眠る女」日本語版完成披露

AI要約

俳優の磯村勇斗がアニメ映画「めくらやなぎと眠る女」の日本語版完成披露上映会に出席し、村上春樹作品の再構築された作品について喜びを語った。

声優キャストの玄理と塚本晋也も作品への愛情を表明し、アフレコの経験や監督からのメッセージについて話した。

プロジェクトに参加したキャストや監督の協力を称賛し、笑いを誘ったエピソードも紹介された。

磯村勇斗、アフレコ称賛した監督への差し入れ明かし「胃袋からつかんでいくのは大事だな」 アニメ「めくらやなぎと眠る女」日本語版完成披露

 俳優の磯村勇斗(31)が1日、東京都内でアニメ映画「めくらやなぎと眠る女」(ピエール・フォルデス監督、26日公開)の日本語版完成披露上映会に、共に日本語版の声優キャストを務めた玄理(37)、塚本晋也(64)らと出席した。

 作家の村上春樹さんの6つの短編を再構築した同作は、村上作品のミステリアスかつ生々しいリアリティーを映像化。

 東日本大地震直後の東京で、妻キョウコの突然の失踪にぼうぜんと北海道に向かうことになる小村を演じた磯村は「最初お話いただいた時にびっくりしましたね」とオファー時を振り返り、「アニメーションの映画で声を吹き込むことはやってきていなかったので、どんな形になるのかなという期待しかなかった」と目を輝かせた。

 村上作品がアニメーション映画化するのは同作が初となる。これまでに映画化された作品はもれなく見てきたという玄里は「オリジナル版に一目ぼれのような気持ちだった」と声を弾ませ「初のアニメ化のこの作品で名前が並ぶということに感無量で、すごいうれしい」とにっこり。

 アフレコではシーンでの登場人物と同じ動きをして臨んだという磯村は「声に動きの吐息が入ってたり、より実写に近いような録り方をしてくださった」と話し、「僕たちもアニメーションというよりは、実写を撮っているような感覚にもさせてもらえた」と手応えを見せた。

 この日はフォルデス監督からキャスト陣へのメッセージも届き「素晴らしい若手俳優で、お互いにとても相性よく感じていたと思います」と磯村を絶賛。監督からのメッセージに照れ笑いを見せた磯村は「チョコや和菓子を差し入れしてよかった。胃袋からつかんでいくのは大事だな」と会場の笑いを誘った。