村上春樹さん、「次はマジソン・スクエア・ガーデン?」プロデュースライブ第3弾で熱い夜

AI要約

作家の村上春樹さんがプロデュースするTOKYO FM主催のライブイベントが開催された。

村上JAM vol.3では一流のジャズミュージシャンによるフュージョンの名曲が披露され、村上さんも熱いコメントを送った。

村上さんはレコード愛も語り、アナログの音質にこだわっていることを明かした。

村上春樹さん、「次はマジソン・スクエア・ガーデン?」プロデュースライブ第3弾で熱い夜

 作家の村上春樹さん(75)がプロデュースするTOKYO FM主催のライブイベント「村上JAM vol.3~熱く優しい、フュージョンナイト」が29日、東京・墨田区のすみだトリフォニーホールで行われた。

 TOKYO FMの村上さんの番組「村上RADIO」(毎月最終日曜・後7時)からの恒例のライブ。満員の約1800人の観客を前に、タレントの坂本美雨と共にMCとして登場した村上さんは「だんだん会場が大きくなっているので、次はマジソン・スクエア・ガーデンかなと夢がふくらみます」と冗談交じりにあいさつし、客席を沸かせた。

 音楽監督を務めたピアニスト・大西順子のリードのもと、ギターのマイク・スターン、ベースのジョン・パティトゥッチ、サックスのカーク・ウェイラム、ドラムのエリック・ハーランド、トランペットの黒田卓也という一流のジャズミュージシャンによるバンドが、マイルス・デイビスの「ジャン・ピエール」、チック・コリアの「スペイン」、ハービー・ハンコックの「カンタロープ・アイランド」などフュージョンの名曲を披露。ジャズ、クラシックなど音楽に造詣の深い村上さんは迫真の演奏を目の当たりにし「ライブって心に残るものですね。僕もいろいろなライブを見てきましたが、みんなかけらになって体の中に残っている。今日の音楽のかけらのいくつかをみなさんも是非持ち帰ってください」と呼び掛けていた。

 また「村上RADIO」の収録ではレコードやCDを持参し、レコードは自らターンテーブルを操作していることも明かした。「アナログ、LPは大事にしています。かわいがると音が良くなるんですよ。CDには冷たいです」と熱いレコード愛も語った。