村上春樹氏「村上 RADIO」ライブ「村上JAM」第3弾「次はマジソンスクエア・ガーデンとか」

AI要約

作家の村上春樹氏がTOKYO FMのライブイベントを開催。フュージョンに特化したライブが3年4カ月ぶりに実現。

音楽監督にはジャズピアニストの大西順子が起用され、世界屈指の演奏家が集結。村上氏はレコードへのこだわりを語る。

村上氏は夢であるマジソンスクエア・ガーデンでのライブに期待し、アナログレコード愛を熱く語る。

 作家の村上春樹氏(75)が29日、東京・すみだトリフォニーホールで、DJを務めるTOKYO FM「村上 RADIO」のライブイベント「村上春樹 produce 村上JAM vol,3~熱く優しい、フュージョンナイト」を開催した。

 19年6月26日に、村上氏の作家人生40周年を記念して、人生初の公開収録として開催した第1回「村上JAM」、21年2月14日に「MURAKAMI JAM いけないボサノヴァ」を開催したのに続き、3年4カ月ぶりの第3弾となった。

 今回は、過去2回に引き続きジャズピアニスト大西順子(57)が音楽監督を担当。ギタリストのマイク・スターン、ベーシストのジョン・パティトゥッチ、ドラムのエリック・ハーランドといった世界屈指の演奏家が集い、フュージョンに特化したライブとなった。

 プロデュースした村上氏は「だんだん、会場が大きくなって、次はマジソンスクエア・ガーデンとか」と満面の笑みを浮かべた。自身、1974年(昭49)に東京・国分寺でジャズ喫茶「ピーターキャット」を開店するなど音楽への造詣も深いが、トークの中で、レコードへのこだわりを語った。「アナログが大事で…かわいいところは、きれいにすればするほどいい音になる。CDは磨いてもいい音にならないじゃないですか?」。さらに「1枚100円、200円で面白い曲を探すのが趣味で。1日、つぶれますね」とも語った。