藤井聡太棋聖VS山崎隆之八段、棋聖戦第2局始まる 午前のおやつをそれぞれ注文

AI要約

第95期棋聖戦第2局が始まり、藤井棋聖と山崎八段の対局が行われている。

藤井棋聖は振り飛車に対し、通常の居飛車を選択し、手詰まりの状況の中でおやつの時間となる。

持ち時間は4時間で、藤井棋聖は通算5期保持を目指す一方、山崎八段は初タイトル獲得を目指す。

藤井聡太棋聖VS山崎隆之八段、棋聖戦第2局始まる 午前のおやつをそれぞれ注文

 将棋の藤井聡太棋聖(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将との八冠=に山崎隆之八段(43)が挑戦する第95期棋聖戦5番勝負第2局は17日午前9時、新潟市の「高志の宿 高島屋」で始まった。

 第1局で先勝した先手の藤井棋聖が初手の前にお茶を飲み、飛車先の歩を突く通常通りの居飛車を目指したのに対して、山崎八段は14手目に飛車を2筋に移動する振り飛車「向かい飛車」の戦型を選択。藤井棋聖が21手目を考慮中に対局開始から1時間が経過し、午前のおやつが運ばれた。藤井棋聖は「三色だんご」と冷たい抹茶、山崎八段は「さわ山あんバターシュー」とリンゴジュースを注文した。

 持ち時間は4時間で1分未満の時間消化は切り捨てとなるストップウオッチ方式。同日夕方ごろ決着する見込み。両者の公式戦対戦成績は藤井棋聖の2勝1敗。藤井棋聖はこのタイトルを2020年7月16日に渡辺明棋聖から奪取して初戴冠。17歳11カ月で最年少タイトルホルダーとなった。今季、防衛に成功すれば通算5期保持となり、永世棋聖の権利を得る。第5局の7月23日時点で22歳0カ月のため、中原誠十六世名人の23歳11カ月を更新し、最年少永世称号獲得となる。山崎八段は15年ぶり2度目のタイトル挑戦で、初タイトル獲得を目指す。