天海祐希、特殊メークに3時間以上かけミステリアスな駄菓子屋店主・紅子に変身 12月13日公開、映画「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」

AI要約

女優天海祐希が映画「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」で主演を務めることが決定し、特殊メークによってミステリアスな主人公に変身する。原作は人気の児童小説シリーズで、累計発行部数は850万部を突破している。

天海が演じる紅子は不思議な駄菓子屋「銭天堂」の店主であり、客の願いを察して望みの駄菓子を勧める怪しい女性。撮影では大がかりな特殊メークを施し、妖艶でミステリアスな雰囲気を演出した。

中田秀夫監督も新境地となる児童小説の映画化に挑み、天海演じる紅子を絶賛。作品は子供から大人まで楽しめる世界観と学びどころが満載として期待されている。

天海祐希、特殊メークに3時間以上かけミステリアスな駄菓子屋店主・紅子に変身 12月13日公開、映画「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」

 女優天海祐希(56)が、映画「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」(中田秀夫監督、12月13日公開)で主演を務めることが5日、分かった。天海が演じるのは駄菓子屋〝銭天堂〟の店主・紅子(べにこ)。スタイリッシュな天海が年齢不詳でミステリアスな主人公に変身するため、撮影のたびに3時間以上かけて特殊メークを施し臨んだ。

 ファンタジー作家の廣嶋玲子さん・作、デザイナーのjyajyaさん・絵による同名の児童小説シリーズが原作。老若男女、幸運な人だけが訪れることができる不思議な駄菓子屋〝銭天堂〟を舞台に、どんな願いでもかなえられる「ふしぎ駄菓子」を買った人々の顚末(てんまつ)が描かれる。

 2013年に刊行されると子どもたちの間で人気を博し、日本のみならず世界中から愛され累計発行部数は850万部を突破。20年からはNHKでアニメ放送が始まり、アニメ映画化もされ、23年には舞台化、ゲームソフトにもなった。さらに22年から西武園ゆうえんち(埼玉県)とコラボするなど、メディアミックスが反響を呼んだ作品がついに実写映画化される。

 天海が演じる紅子は、色とりどりのガラス玉のかんざしで結いあげた真っ白い髪に真っ赤な口紅、古銭柄の赤紫色の着物が特徴。店に訪れる客の願いを察して望みの駄菓子を勧める年齢不詳の怪しい女性だ。

 天海は現在放送中のテレビ朝日系ドラマ「Believe-君にかける橋-」で木村拓哉(51)演じる主人公の妻役を好演するなど、映画やドラマ、舞台で常に第一線で活躍。これまで教師、弁護士、刑事、医師、探偵、看護師などさまざまな役柄を演じ存在感を見せてきた天海が、今回新たに特別な駄菓子屋の店主に挑戦。撮影のたびに顔や首、腕に特殊素材をつけたり、かつらや着物の着付けなど3時間以上かけ紅子に変身。大がかりな特殊メークをして、妖艶でミステリアスな雰囲気の主人公をつくりあげた。撮影終了後に元の姿に戻すのにも1時間ほどかかったという。

 人気の児童小説の実写化だけに、天海は「紅子役をオファー頂いた時、『私で良いのだろうか』と、少々驚きましたが…とてもワクワクしてしまいました」と喜んだ。撮影では「中田監督の情熱やバイタリティーに引っ張っていただき、とても熱のあるすてきな現場でした」と楽しんだ様子。

 さらに「本当にすてきな世界観で、学ぶべきこともたくさん詰まっている作品になっていますので、お子さんはもちろんのこと、大人の方にも楽しんでいただけると思っています」と自信を見せている。

◇中田秀夫監督「唯一無二の紅子に乞うご期待」

 メガホンをとる中田監督は「リング」「スマホを落としただけなのに」シリーズなど大ヒット作品を手がけてきた。ホラーの第一人者として知られるだけに、児童小説の映画化は中田監督にとっても新たな挑戦となった。

 中田監督は天海が演じる紅子について「欲望を持ってしまった人間たちを『人生のレフリー役』として、優しくもキリリとした視線で見つめます。天海祐希にしか演じられない、唯一無二の紅子に乞うご期待です!」とPRした。