柴咲コウ、フランス語芝居に苦戦も 「挑戦に意味がある」

AI要約

女優の柴咲コウが映画「蛇の道」に出演し、フランスでの撮影や外国語のセリフに挑戦したエピソードを語った。

柴咲はフランス語のセリフを練習するも苦戦し、現場でのコミュニケーションに努めたことを明かした。

また、今後も異なる言語の作品に挑戦したいという意欲を示している。

柴咲コウ、フランス語芝居に苦戦も 「挑戦に意味がある」

 女優の柴咲コウが5日、東京・外国日本特派員協会で出演映画「蛇の道」(黒沢清監督、14日公開)の記者会見に出席した。

 1997年に日本で公開された黒沢監督の代表作をセルフリメイク。何者かに娘を殺害されたアルベール(ダミアン・ボナール)が復讐(ふくしゅう)に燃えるサスペンスで、柴咲はアルベールを手伝うパリ在住の精神科医・小夜子を演じる。

 劇中では仏語のセリフを披露しているが、この日は流ちょうな英語であいさつ。映画の舞台に合わせて「フランス語であいさつしようと思ってた」と本音を明かすも、「うまく話せない」と苦笑い。「desole(ごめんなさい)」とフランス語を披露した。自身の話した英語を通訳が日本語に訳すと、「日本語も自分であいさつすべきだった」と報道陣を笑わせた。

 柴咲は黒沢監督からのオファーを「フランスに行けるという不純な動機で受け入れた」とまさかの回答。フランスでの撮影を振り返り、「フランスに10年すんでいるという設定にあわせることに苦労した」と外国語でのお芝居に苦戦した様子。それでも「議論ができ、居心地がよかった」といい、「仕事がしやすい」ときっぱり。「現場でフランスのスタッフ・俳優とコミュニケーションとりたい」と、滞在中にマルシェやタクシーでフランス語を練習したことも明かした。徐々に会話ができるようになったといい、「挑戦に意味がある」とニッコリ。「いろんな言語の作品に挑戦したい」と今後の展望も話した。