甘みと酸味のバランスが絶妙な新鮮イチゴ!「摘む食べる」で充実の一日を…比布町・あの街行く北海道

AI要約

比布町はイチゴの町として知られ、100年以上の歴史がある。イチゴ狩りシーズンは6月中旬からで、新鮮なイチゴを楽しめる。

比布町で栽培されているイチゴは「宝交早生」や「けんたろう」など4種類あり、イチゴ狩りは「けんたろう」のみを体験できる。早い時間帯がオススメで、冷たいイチゴを味わうことがポイント。

比布町観光ではイチゴ狩りの他に「グリーンパークぴっぷ」や「遊湯ぴっぷ」で楽しむことができる。大雪山を望む景色も見所の一つ。

甘みと酸味のバランスが絶妙な新鮮イチゴ!「摘む食べる」で充実の一日を…比布町・あの街行く北海道

 比布町と言えばスキー場とともにイチゴの町としても知られている。1921年(大正10年)から栽培されており、その歴史は実に100年以上。ここでしか味わえないもぎたての味覚や、イチゴを使った様々なスイーツも楽しめる。6月中旬からはイチゴ狩りシーズン。初夏の太陽を浴びて育った艶々のフレッシュ果実が待っている。

 同町で栽培されているイチゴは、濃厚な甘みが特徴の「宝交早生」、酸味と甘さのバランスが絶妙な「けんたろう」など4種類。町内の農園でイチゴ狩りできる品種は「けんたろう」のみとなっている(イチゴ狩りができる農園や開園日は同町公式HPなど参照)。

 比布町観光協会の佐々木良司事務局長(52)によると、午前中の早い時間帯がオススメ。「イチゴは冷たい方が断然おいしい。そして真っ赤に完熟したイチゴだけを食べること。イチゴ狩りは『摘む・食べる』の二重の喜びを体験することができます」。

 キャンプ場やパークゴルフ場を備えた「グリーンパークぴっぷ」で遊び、温浴宿泊施設「遊湯ぴっぷ」でゆったりするのも良し。佐々木事務局長は「大雪山がきれいに見られる町としても知られており、見所、遊び所、食べ所が満載。比布で1日ゆっくり過ごしてみては」と来町を呼びかけている。

 ◇比布町 国内では唯一「パ行」で始まる自治体。北海道中央部の上川盆地にあり、旭川市、和寒町などと隣接している。1906年に鷹栖村から分村、62年に町制施行。80年代に比布駅を舞台にした「ピップエレキバン」のCMで一躍有名になった。主産業は稲作で、「ゆめぴりか」発祥の地として知られる。人口3449人(4月末現在)。

 ◇比布町で栽培されている主なイチゴ◇

品種名   形や味などの特長

宝交早生  年齢問わず愛される甘いイチゴ。日持ちしないため市場にはあまり出回らない希少種

けんたろう しっかりした食感で、酸味と甘さのバランスが絶妙。北海道でしか栽培されていない

赤い妖精  あまおうとけんたろうを交配して生まれた新品種。大きな果実と爽やかな甘みが魅力

紅ほっぺ  果肉は大きめ。甘みが強く酸味もやや強めで、イチゴ本来の甘酸っぱさとコクがある