一力連覇か、余1勝返すか 30日、三重・鳥羽で本因坊戦第3局
AI要約
第79期本因坊決定戦五番勝負の第3局が始まった。一力遼本因坊と余正麒八段が対戦し、一力本因坊が2連勝している状況である。
対局は三重県鳥羽市の「戸田家」で行われ、前夜祭では両者が意気込みを語った。一力本因坊は光栄に思いつつ全力で挑む姿勢を示し、余八段も厳しい状況を乗り越えて頑張る意向を示した。
対局は30日午前10時に開始され、夕方には決着する見通し。結城聡九段が立会し、伊田篤史九段が解説を行う。
一力遼本因坊（26）に余正麒八段（28）が挑戦する第79期本因坊決定戦五番勝負の第3局（毎日新聞社、日本棋院、関西棋院主催、大和証券グループ特別協賛）が30日、三重県鳥羽市の老舗旅館「戸田家」で始まる。戸田家で本因坊戦が行われるのは前期に続いて通算12回目。開幕2連勝の一力本因坊がストレートで2連覇を果たすか、余八段が1勝を返して初獲得に望みをつなぐか。
両対局者は29日午後に現地入りし、対局室の「万景の間」を検分した。この後、囲碁ファンが参加する形式で前夜祭が行われ、中村欣一郎・鳥羽市長や掃部（かもん）圭佑・大和証券津支店長らがあいさつ。一力本因坊は「本因坊の立場でここに来られたことを光栄に思っている。第3局も全力で頑張りたい」、余八段は「鳥羽市に来るのは初めてで楽しみだった。厳しい状況ではあるが、自分なりに精いっぱい頑張りたい」と、それぞれ意気込みを語った。
対局は30日午前10時開始で、持ち時間は各3時間。同日夕に決着する見通し。立会は結城聡九段、解説は伊田篤史九段、記録係は孫英世六段、岩田紗絵加二段が務める。【武内亮、最上聡】
