岸田首相「抑止力向上へ連携」 米インド太平洋司令官と会談

AI要約

岸田文雄首相は、27日の北朝鮮の軍事偵察衛星打ち上げに関連し、日米同盟の重要性と抑止力強化の連携を強調した。

米インド太平洋軍のパパロ司令官も同盟の重要性を強調し、自由で開かれたインド太平洋の実現に協力したいと述べた。

木原稔防衛相は、パパロ司令官との会談で、衛星打ち上げに対処する準備が整っており、様々な挑戦に対応できる態勢を整えていることを強調した。

 岸田文雄首相は29日、米インド太平洋軍のパパロ司令官と首相官邸で会談した。

 首相は北朝鮮による27日の軍事偵察衛星打ち上げに触れ、「日本は地域と国際社会の平和と安定に責任を果たしていく。日米同盟の抑止力を向上すべく連携していきたい」と伝えた。

 パパロ氏は安全保障環境が厳しさを増しているとして「同盟の重要性はかつてないほど高まっている。自由で開かれたインド太平洋を実現するため協力したい」と語った。

 木原稔防衛相も防衛省でパパロ氏と会談。同氏は「衛星打ち上げに対処する準備はできていた。どんな挑戦にも対応できる態勢を整えている」と強調した。同氏はアキリーノ前司令官の後任として5月に就任した。