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高齢化進みハンター減少… 駆除報酬が少なすぎると反発も 全国でクマ被害相次ぐ
全国でクマ被害が相次ぎ、東京でもクマの目撃情報が入る。
青梅市でクマの注意喚起が行われ、クマの足跡発見。
北海道ではクマ駆除するハンターの高齢化と報酬の問題が深刻化。
![高齢化進みハンター減少… 駆除報酬が少なすぎると反発も 全国でクマ被害相次ぐ](/img/article/20240527/66545053ad09f.jpg)
全国でクマ被害が相次ぐなか、東京でもクマの目撃情報が入ってきている。
5月17日には、青梅市からメールでクマへの注意喚起が行われた。5月2日には目撃された場所から300m離れた公園で、クマの足跡のようなものが発見されていた。
また、5月23日に青梅市周辺で撮影された映像にもクマが映っている。
「登山とか山奥に入る人でないと会わないと思っていたが、道路際まで来ていたので、これ以上おりてこなければいいなと」(撮影者)
クマによる被害が増える一方で、北海道では駆除するハンターの高齢化が進み、年々減っているという。
「ハンターも少なくなっているし、北海道で年間1000頭も(クマが)捕られているのはほとんどの人が知らない。鉄砲撃ちがいるからこれで収まっている」(北海道猟友会 標茶支部・後藤勲支部長)
それに加え、自治体によってハンターへのクマ駆除の報酬がバラバラなことも問題になっている。札幌市では1回の出動で2万5300円を支給されているのに対し、北海道奈井江町で提示された日当は8500円。報酬が少なすぎるとハンターから反発が起きていた。
「クマをやるということは、デルタフォース(米軍の特殊部隊)を相手にしているようなもの」(北海道猟友会 砂川支部奈井江部会・山岸辰人部会長)
命がけの仕事に見合う金額とは言えず、猟友会は「鳥獣被害対策実施隊」への参加を辞退することにした。このままだと、クマを捕るハンターは少なくなってしまうと心配している。
「人間が檻に入って歩かないといけない時代になるだろうと思っている」(北海道猟友会 標茶支部・後藤勲支部長)
(『ABEMAヒルズ』より)