「小池都政リセット」の蓮舫氏、民進党代表時は「同じ女性としてまぶしい」とあこがれ表明

AI要約

蓮舫参院議員が東京都知事選への出馬表明で、小池都知事を批判し先頭に立つ意向を示したが、過去には小池氏を支持し、同じ女性として尊敬の意を示していたことが明らかになった。

蓮舫氏は小池氏の活動を称賛し、古い政治と闘う姿勢や改革への取り組みを支持していたが、現在はその功績に疑問を呈している。

過去の発言を振り返りながら小池氏に対する考えを示した蓮舫氏は、都政への対応や進めてきた改革に対して再評価を促す姿勢を見せている。

「小池都政リセット」の蓮舫氏、民進党代表時は「同じ女性としてまぶしい」とあこがれ表明

東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)への出馬表明記者会見で27日、「小池都政をリセットする先頭に立つ」と述べた立憲民主党の蓮舫参院議員(56)は、民進党の代表を務めた2016~17年当時、小池百合子都知事について「古い政治と戦っている」「同じ女性としてまぶしい」などと、あこがれを表明していた。

この日の出馬会見でも、自身が立候補を見送った2016年7月の都知事選で初当選した小池氏について「8年前の小池さんは、私から見ても、まぶしくてかっこよかったです」と振り返りつつ、「でも、この8年間の彼女の功績、実績はどうでしょうか」と問いかけた。

当時の主な発言は次の通り。

「知事の手腕は同じ女性としてまぶしいし、評価している」(16年9月19日、民進党代表に就任後初の街頭演説後、記者団に)

「(小池氏が豊洲市場の盛り土がなかった問題などに)向き合っている姿を見ると力がわいてくる」(同23日、都庁で小池氏に面会し)

「(小池氏が発足させる政治塾について)われわれの仲間も勉強させていただける機会があれば、参加したい。都政のため、都民ファーストの政治塾という考え方は極めて合理的だ」(同日、TBSの番組収録で)

「東京五輪・パラリンピックの会場見直し問題などで古い政治と戦っている。改革しようとする都知事をしっかり支えたい」(同年11月29日、民進党都連のパーティーで小池氏を前に)

「頑張っている点を最大限評価し、古い政治と闘う姿に共鳴もしている。何か協力できることがないか探ってみたい」(同年12月11日、新潟市で記者団に)

「古い政治体制を改め、改革を進める人たちが過半数を取ることが望ましい」(17年1月12日、同年夏の都議選について記者会見で)