大型トレーラー通行規制を緩和 2024年問題対応で時間拡大

AI要約

国土交通省が大型トレーラーなどの通行規制を試験的に緩和し、一部の橋で通行時間を夜間11時間に拡大した。これは物流の停滞を防ぐための取り組みであり、2024年問題への対応も考慮されている。

トラック運転手不足により大型車の通行が増加しており、時間限定の橋での待機時間が課題となっていた。国交省は時間帯を広げることで、効率的な物流を実現する取り組みを行っている。

試行期間を経て本格導入を検討するこの取り組みは、物流業界やトラック運転手にとって有益な改善策となり得る。

 国土交通省は大型トレーラーなどの通行規制を試験的に緩和した。道路損傷を防ぐため一部の橋では通行を夜間9時間に限定しているが11時間に拡大。物流の停滞が懸念される「2024年問題」に対応し、大量の荷物を運べる車両を使いやすくする。1年程度試行し本格導入を検討する。

 トラック運転手不足に伴い、輸送力の高い大型車の通行は増えている。22年度の許可件数は17年度の1.3倍だった。時間限定の橋では運転手は通行できる時間帯まで待機しなければならず、物流業界などが緩和を求めていた。国交省は本年度、安全に支障がないと認めた橋は時間帯を広げ、午後8時~翌午前7時とした。