小僧寿し元役員に課徴金 赤字予想公表前に株式売却 監視委勧告

AI要約

証券取引等監視委員会は、小僧寿しの元役員が業績予想を公表する前に株式を売却し、インサイダー取引を行った疑いで課徴金納付を命じる勧告を行った。

男性は赤字見通しを公表前に株式を売却し、損失を回避した疑いがある。

課徴金額は539万円で、金融商品取引法違反の疑いがある。

 証券取引等監視委員会は24日、小僧寿しが赤字に転落する業績予想を公表する前に同社株式を売却し、インサイダー取引を行ったとして、金融商品取引法違反の疑いで、同社元役員の40代男性に課徴金納付を命じるよう金融庁に勧告した。

 課徴金額は539万円。

 小僧寿しは2022年10月28日、同年12月期の連結純損益が5億9200万円の赤字に転落するとの見通しを公表。監視委によると、当時役員だった男性は公表前の同日午前中に、保有していた同社株式227万3000株を計5767万5000円で売却し、約312万円の損失を回避した疑い。