女子高校生が死亡した神奈川県逗子市の斜面崩落事故で県の賠償求めた遺族側の訴え退ける 横浜地裁

AI要約

神奈川県逗子市でマンションの敷地の斜面が崩れ、女子高校生が死亡した事故で、遺族側が県に責任を求めた裁判で横浜地裁は訴えを退けた。

事故は2020年に起き、女子生徒が土砂に巻き込まれて亡くなった。

遺族は150万円の賠償を要求しましたが、裁判所は県に責任はないと判断した。

4年前、神奈川県逗子市でマンションの敷地の斜面が崩れ、女子高校生が死亡した事故について遺族側が事故の責任は県にあると訴えた裁判で、横浜地裁は遺族側の訴えを退けました。

この事故は2020年2月、逗子市のマンションの敷地にある斜面が崩れ、高校3年の女子生徒が70トン近い土砂に巻き込まれて死亡したものです。

裁判で女子生徒の遺族は、斜面に対する県の調査がずさんで、崖崩れで住民への被害が出るおそれのある盛り土などを制限する土地に指定しなかったとして、県に150万円の賠償を求めたものです。

横浜地裁はきょうの判決で「斜面の基礎調査で異常が見つからなかったことなどからすれば、県が予見することができたとは認められない」として、遺族側の訴えを退けました。

遺族側は「4年が経過しても遺族の痛み、悲しみは癒やされません。基本的に控訴する意思はありません。事件を風化させない為の活動をして行きたいと考えています」とコメントしています。