覚せい剤密売の暴力団組長らに注射器5万本を無届けで販売か、歯科医師を逮捕…8年前から計数十万本販売の疑い

AI要約

京都府警捜査5課が千葉県の歯科医師を逮捕。医療用注射器を暴力団組長に無届けで販売した疑い。

結城容疑者は覚醒剤密売に使われる医療用注射器を千葉県で約542万円で販売したとされている。

府警は組長らの逮捕を経て結城容疑者を捜査。8年前から数十万本の注射器を販売していたとみている。

 覚醒剤を密売する暴力団組長らに大量の医療用注射器を無届けで販売したとして、京都府警捜査5課は23日、千葉県柏市の歯科医師、結城康雄容疑者(67)を医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕した。「販売はしていない」と容疑を否認しているという。

 発表では、結城容疑者は昨年3~9月、同県流山市の歯科医院で9回にわたり、暴力団組長の男(48)ら4人に医療用注射器計5万6230本を約542万円で販売した疑い。

 注射器は覚醒剤などとセットで密売されたとみられ、府警は昨年11月以降、覚醒剤を営利目的で所持したなどとして組長らを逮捕。注射器の入手経路を調べる中で結城容疑者が浮上した。

 府警は、結城容疑者が約8年前から組長らに計数十万本の注射器を販売していたとみて調べている。