袴田巌さんの再審公判、弁護側が無罪訴え結審…判決は静岡地裁で9月26日に

AI要約

1966年に静岡県でみそ製造会社専務宅が全焼し、一家4人が殺害された事件で、強盗殺人罪などで死刑が確定した袴田巌被告(88)の再審第15回公判が22日、静岡地裁であった。

事件は66年6月30日未明、静岡県清水市(現・静岡市清水区)で発生。みそ会社専務方が全焼して4人の他殺体が見つかり、従業員だった袴田さんが逮捕、起訴された。

昨年10月に始まった再審公判では、検察側が「犯人は袴田さんだ」と有罪立証を続ける一方、弁護側は「捜査機関が証拠を捏造(ねつぞう)し、自白をさせて袴田さんを犯人とした」と主張している。

 1966年に静岡県でみそ製造会社専務宅が全焼し、一家4人が殺害された事件で、強盗殺人罪などで死刑が確定した袴田巌被告(88)の再審第15回公判が22日、静岡地裁であった。検察側は56年前の確定審と同様、袴田さんに死刑を求刑し、弁護側が無罪を訴えて結審した。判決は9月26日に言い渡される。

 事件は66年6月30日未明、静岡県清水市(現・静岡市清水区)で発生。みそ会社専務方が全焼して4人の他殺体が見つかり、従業員だった袴田さんが逮捕、起訴された。袴田さんは無罪を主張したが80年に最高裁で死刑判決が確定。第2次再審請求で、静岡地裁が2014年に再審開始を決定し、袴田さんは48年ぶりに釈放され、昨年3月に再審開始が確定した。

 昨年10月に始まった再審公判では、検察側が「犯人は袴田さんだ」と有罪立証を続ける一方、弁護側は「捜査機関が証拠を捏造(ねつぞう)し、自白をさせて袴田さんを犯人とした」と主張している。