岸田首相、上川外相続投の方針 「うまずして」発言、野党批判

AI要約

岸田文雄首相は、上川陽子外相の発言について問題視せず、上川氏を続投させる方針を示した。

上川氏は、自民推薦候補に言及して「うまずして何が女性か」と発言し、後に撤回した。

林芳正官房長官は、上川氏の発言を撤回したことを明言し、引き続き外相の職務を果たしてもらう考えを示した。

 岸田文雄首相(自民党総裁)は、同党の上川陽子外相が「うまずして何が女性か」と発言した問題について、その後に撤回しているとして問題視せず、上川氏を続投させる方針だ。

 政府関係者が20日、明らかにした。これに対し、野党は「配慮を欠く発言だ」と批判を強めている。

 発言は18日の静岡県知事選の応援演説でのもので、自民推薦候補に言及する中で「この方を私たち女性がうまずして何が女性か」と語った。上川氏は19日に「真意と違う形で受け止められる可能性がある」として撤回している。

 林芳正官房長官は20日の記者会見で、上川氏から一連の経緯について電話で報告を受けたと明らかにし、「発言は撤回した。それに尽きる」と表明。「引き続き外相の職務をしっかり果たしてもらいたい」と上川氏の続投を明言した。