熱狂!浅草・三社祭 「アメージング!」世界中から観光客が 今年一番の暑さに悲鳴も
三社祭が東京・浅草で開催され、3日間で191万人が訪れた。
暑い中、外国人観光客も多く参加し、神輿を担ぐ人々や見物客が熱中症対策に苦労する様子が伝えられた。
浅草神社周辺では厳戒態勢が敷かれ、神輿が安全に通るための対策が取られていた。
![熱狂!浅草・三社祭 「アメージング!」世界中から観光客が 今年一番の暑さに悲鳴も](/img/article/20240520/664af06a9a256.jpg)
東京・浅草で「三社祭」が開かれ、3日間で191万人が訪れたということです。東京が今年一番の暑さとなるなか、外国人観光客も多く見られました。
3日間でおよそ191万人が訪れた三社祭。この週末、浅草の街は人であふれました。
浅草寺の境内は担ぎ手たちで大にぎわい。さらに、仲見世通りも神輿(みこし)を一目見ようと集まった人で大混雑となりました。
18日、東京の最高気温は28.8℃と今年一番の暑さとなりました。
神輿の担ぎ手
「(Q.日差し対策ですか?)はい、日差し対策です。もう、暑くて、暑くて」
「これ(かき氷)熱中症対策!」
「もう大変ですね、こんなに暑くなると思わなかった…」
仲間の男性も頭まで汗びっしょりです。
祭りの参加者
「(Q.暑いですよね?)暑すぎですね。今回はこれ(クーラーボックス)ずっと引っ張っていかないとまずいよねって」
「(Q.神輿と一緒に?)本当はここで帰る予定が帰れないというね」
男性は熱中症対策で飲み物がぎっしり詰まった大きなクーラーボックスを引っ張って、神輿に付いていくといいます。暑さをしのごうと、少ない日陰に人が集まる現象も見られました。
日陰で休む担ぎ手
「今まで30年くらいやっているんですけど、一番暑いと思う、今年」
北海道から参加した3人組
「いやー暑いね。コロナの間は2年間来なかったけど、去年からまた復帰して、元気なうちは来ようと」
19日、最終日を迎えた三社祭。浅草神社にある3基の神輿が浅草の町を練り歩きます。
多くの人でにぎわう雷門。よく見てみると、神輿が雷門の下を通れるように、提灯が普段の半分ほどの大きさに畳まれていました。マンションのベランダから神輿を見る人もいます。
神輿の担ぎ手
「三社だなって感じですかね。人が多いなっていうのが。戻ってきたなっていう感じはありますよね」
浅草寺周辺の道路は、厳戒態勢です。
DJポリス
「今日は、ここ雷門通りは歩行者天国となっていません!歩道を通行するようにお願いします!」
神輿が安全に通れるように、浅草寺周辺の道路は車両通行止めに。車道を通れるのは神輿と祭り関係者のみで、歩道を見物客が歩きます。
警察が「歩道にお願いします!」と注意を呼び掛けますが、中にはルール違反も見られました。
DJポリス
「そこのリュックを背負っているあなた!歩道に上がってください!」
神輿が近づくと、車道にはみ出して写真を撮る人もいます。神輿が通る度に、歩道は多くの見物客であふれる状態です。
イギリスから来た人
「暑いから、かき氷食べてるの」
スペインから来た人
「とても暑いね。和傘持ってきてよかったよ」
今年一番の暑さのなか、大いに盛り上がる会場で目立つのは外国人観光客です。
ロシアから来た人
「ガイドさんに教えてもらって来たよ」
ポーランドから来た人
「インターネットで知ったんだ」
日本のお祭りを見たくて来た観光客もいれば、たまたま訪れた浅草での祭りに興奮する人もいます。
カナダから来た人
「たまたま来てみたら、祭りをやっていてビックリだよ」
「ラッキーだったわ!」
さらに、にぎやかな神輿が近づいてくれば、「エネルギッシュだな!」とこぶしを高く上げ、リズムを合わせます。