維新・吉村氏「3年前より厳しい、逆風は事実」 次期衆院選

AI要約

日本維新の会の吉村洋文共同代表は、次期衆院選に向けて厳しい環境であることを認めつつも、自民党に対抗していく姿勢を示した。

維新は次期衆院選で徳島1区と2区に公認候補を擁立する方針であり、地方議員の重要性を強調している。

斎藤元彦知事のパワーハラスメント疑惑についても触れ、斎藤氏が最終判断を下すまでの状況を注視している。

維新・吉村氏「3年前より厳しい、逆風は事実」 次期衆院選

 日本維新の会の吉村洋文共同代表は22日、次期衆院選に向けた現在の党勢について「(前回選があった)3年前よりは厳しい環境だ。逆風なのは事実だろう。自民党にぶつかっていくしかない」などと述べた。徳島市内であった党の講演会終了後、報道陣に答えた。

 維新は次期衆院選で徳島1区と2区に公認候補の擁立を決めている。吉村氏は「地方の魅力を発信し、地方を良くするには、地方議員がすごく大切だ。講演会をきっかけに増やしていきたい」と述べ、近畿以外での地盤固めに意欲を語った。

 兵庫県の斎藤元彦知事がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発され、兵庫県議会が知事に対する不信任決議を全会一致で可決した問題にも言及。斎藤氏がテレビに出演していることについて、吉村氏は「自分自身の考え方を、県民に直接伝えたいという思いで出演しているのだと思う。そこも含めて、斎藤知事が(失職か議会解散かなどを)最終判断すると思う」と述べた。【東久保逸夫】