地震が来ても倒れない家具の設置方法。無印良品の「店舗スタッフと共同開発した新作」が正解だった

AI要約

防災月間に合わせて、大型家具の固定を意識的に見直す

無印良品の家具用転倒防止器具を活用し、地震時の転倒を防止

簡単な設置方法でありながら、しっかりと家具の転倒を防止できる

地震が来ても倒れない家具の設置方法。無印良品の「店舗スタッフと共同開発した新作」が正解だった

防災月間ということもあり、今月は防災対策の見直しを意識的にしている。

新居に越してから何度か模様替えをしていたが、やっとレイアウトが決まってきたので、このタイミングで大型家具の固定をすることにした。

無印良品の「家具用転倒防止器具」は、本棚や冷蔵庫などの大型家具に取り付けることで、地震発生時の転倒を防いでくれるアイテム。

商品ページには「店舗スタッフ(防災士の資格を持ったインテリアアドバイザー)と共同で開発した」と記載されており、大型家具を数多く取り扱う無印良品ならではの豊富な経験が反映されていそうだ。

パッケージの中には、ベースとなるプレートが4つ、そしてゴムベルトが2つ入っている。

設置方法はプレートにゴムベルトを留め、家具と壁面に貼り付けて固定するだけとシンプルだ。

単純な設置方法ゆえに、つい強度が心配になるところだが、震度7相当の地震波で試験を行い効果を確認しているとのこと。

実際に力を入れて引っ張ってみたところ、ゴムベルトの滑り止めが効いて全く外れる気配はなかった。

シンプルな見た目でありながら、もしものときもしっかり家具の転倒を防いでくれそうで心強い。

プレートの裏面には強力な両面テープが付いており、木材、樹脂壁紙、繊維織物でできた壁紙など、さまざまな素材に対応している。ビスで穴を開けたりせずに使えるのは嬉しいポイントだ。

しかし、一部取り付けできないものもある。

判断基準は、市販の布ガムテープを貼りつけてからゆっくりと剥がした際に、壁材の一部がテープに付着しているかどうか。付着していなければ対応している。

ここは購入前にしっかりと確認しておく必要があるだろう。

今回は、本棚として活用している無印良品の「ユニットシェルフ」に取り付けることにした。

同じ無印良品のアイテムということもあり、組み合わせたときの相性は抜群。

マットな質感のホワイトカラーがよく馴染み、見た目を損なわずに耐震性能を上げられるところが気に入っている。

壁面にも馴染みやすい見た目をしているので、どんな家具にでも気兼ねなく使いやすいのは、防災アイテムとしてありがたいポイントだ。

設置するときには、ゴムベルトがわずかにたるむくらいの長さにしておくことが重要。

ユニットシェルフの場合、帆立に引っ掛けるような形で取り付けできるのだが、その際前面のネジを緩めておくことでスムーズに作業を進められた。

これまではそのまま置くだけにしていた家具だが、無印良品の家具用転倒防止器具で、見た目もあまり損なわず、簡単に転倒対策ができることがわかった。

他の箇所やこれから購入する家具にも、なるべく使っていきたいと思った。

取り付け後の耐久年数は8年。

何事もないことが一番だが、もしものときにもこれで安心できそうだ。