スリーマイル1号機再開を計画 米電力大手、承認あれば28年に

AI要約

コンステレーション・エナジーが、スリーマイルアイランド原発1号機の運転再開を計画していることが明らかになった。

マイクロソフトとの契約により、20年間にわたり全発電量を供給することが決定された。

1号機は2019年に運転を停止し、廃炉方針が固まっていたが、再開の予定が立てられている。

 【ニューヨーク共同】米電力大手コンステレーション・エナジーは20日、1979年に炉心溶融事故を起こしたスリーマイルアイランド原発2号機の隣で運転を続け、2019年に運転を停止した1号機の運転再開を計画していると発表した。原子力規制委員会の承認が得られれば、28年に再開する予定。

 生成AIのデータセンター用に電力を必要とするマイクロソフトとの間で、同機の全発電量を20年間にわたり供給することに合意したことも明らかにした。

 1974年にペンシルベニア州で商業運転を開始した1号機は、安価なシェールガス発電などの台頭で採算が悪化。2019年に運転を停止し、いったんは廃炉方針が固まっていた。