カンボジア拠点に特殊詐欺　容疑で2人逮捕、主犯格か

AI要約

埼玉県警が特殊詐欺グループの主犯格とみられる男2人を詐欺の疑いで逮捕、送検した。

逮捕された2人はカンボジアを拠点とする特殊詐欺グループの一員であり、日本国内でも活動を行っていた。

2人は電話の「かけ子」を使い、老人に対して大金を要求するなどして詐欺を行っていた。

　埼玉県警は20日までに、カンボジアを拠点とする特殊詐欺グループの主犯格とみられる男2人を詐欺の疑いで逮捕、送検した。2人は福岡県の職業不詳佐々木啓斗容疑者（32）と、北九州市の無職藤本賢太容疑者（27）で、いずれも容疑を否認している。

　県警によると、カンボジアの拠点では電話の「かけ子」らが活動。佐々木容疑者は「ボス」「先生」と呼ばれ、藤本容疑者は日本で受け子を雇う「リクルーター」のまとめ役だった。

　2人の逮捕容疑は昨年12月、氏名不詳者らと共謀し、横浜市の女性（75）に長男を名乗って「大事な書類をなくした」「今日中に3千万円が必要」などと電話をかけ、現金102万円を詐取した疑い。

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