異例の残暑 関東甲信で体温超えの暑さ続出 東京36℃予想 最も遅い猛暑日か

AI要約

関東甲信で猛暑が続くことが予想されており、東京都心では最も遅い猛暑日となる見込みです。

熱中症に厳重に警戒が必要であり、外出を避けたり水分補給を心がけたりすることが重要です。

22日以降は雨が降り、暑さが和らぐ見込みですが、気温が平年より高い状況が続く予想です。

異例の残暑 関東甲信で体温超えの暑さ続出 東京36℃予想 最も遅い猛暑日か

今日20日も異例の残暑が続きます。特に、顕著な高温が予想されるのが関東甲信で所々で体温超えの暑さに。東京都心は36℃と、統計開始以来、最も遅い猛暑日となる予想です。さらに明日21日も関東南部で猛烈な暑さが続く見込みです。

今日20日(金)も太平洋気圧の勢力は強いままです。季節外れの暖気と日差しで、異例の残暑が続くでしょう。

関東から九州は広く猛烈な暑さとなりますが、特に顕著な高温が予想されるのが関東甲信です。最高気温は前橋市や甲府市で38℃、熊谷市、さいたま市では37℃と体温超えの暑さが続出するでしょう。

東京都心は36℃と統計開始以来、最も遅い猛暑日となる予想です。(東京都心では今月18日(水)に猛暑日となり、82年ぶりに最晩記録を更新したばかりです。)前橋市や水戸市、さいたま市、横浜市でも最も遅い猛暑日となる見込みです。

東京都を含め、広く熱中症警戒アラートが発表されています。9月後半とは思えない危険な暑さとなりますので、熱中症に厳重に警戒してください。

明日21日(土)も関東南部を中心に晴れて、猛烈な暑さが続くでしょう。東京都心は36℃と猛暑日予想で、さらに猛暑日の最晩記録を更新しそうです。横浜市も35℃と猛暑日が続くでしょう。関東北部や山梨県は雲が広がりやすく、猛暑日にはなりませんが、33℃前後と湿度も高く、蒸し暑い見込みです。

22日(日)は秋雨前線や前線上の低気圧の影響で、次第に雨が降り、関東南部の猛暑日も解消されそうです。24日(火)以降はようやく30℃に届かない日が増えるでしょう。

ただ、これでも平年と比べると、まだ気温の高い状況です。1か月予報では、この先1か月も気温は平年より高く、季節の進みはしばらく遅いままとなりそうです。

熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。

①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。

②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、原則、中止や延期をしましょう。

③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。

④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。

⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。