彼岸過ぎても なお気温高く 全国に「高温に関する早期天候情報」

AI要約

九州北部を中心に厳しい残暑が続いており、国内最多記録の猛暑日が続く現状。

北海道は平年並みか高い日が続くが、来週にかけて気温の変動が大きくなる見込み。

全国各地に高温に関する早期天候情報が発表され、健康管理や農作物、家畜の管理に注意が必要。

彼岸過ぎても なお気温高く 全国に「高温に関する早期天候情報」

 きょう(火)は、佐賀市や朝倉(福岡)で37.2℃まで上がるなど、九州北部を中心に厳しい残暑が続いている。太宰府(福岡)の最高気温は36.8℃と、35℃以上の猛暑日がきょう(火)で59日目となり、国内最多記録をさらに更新した。東京都心も33.4℃まで上がり、湿気が多いためかなり蒸し暑くなっている(午後2時半まで)。

 北海道の気温は19日(木)ごろまで平年並みか高く、かなり高い日もある見込み。その後、24日(火)ごろまでは平年並みか低い日が多いが、25日(水)ごろから再び暖かい空気に覆われて高くなり、かなり高い日もありそうだ。来週にかけては、気温の変動が大きくなる見込み。

 関東から西の各地は、今週半ばにかけてとくに気温が高く、熱中症の危険性が高い状態となる見込み。その後、東北以南の各地は、週末にいったん気温が平年並みとなる地方もあるが、今後2週間は基本的に気温が高い見通し。とくに、23日(月・振替休日)ごろからの5日間ほどは、かなり高くなりそうだ。

 気象庁はきょう(火)、全国すべての地方に「高温に関する早期天候情報」を発表した。今週半ばまでは熱中症など健康管理に注意し、引き続き来週にかけて農作物や家畜の管理等にも注意するよう呼びかけている。

■早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。