家事労働の労災認定巡る訴訟、遺族逆転勝訴

AI要約

東京高裁が、介護と家事に従事した後に急死した女性の労災を認定しなかった労基監の処分を取り消す判決を出した。

遺族が不支給処分を不当として訴訟を起こし、控訴審で一審判決を破棄して、不支給処分を取り消している。

この判決により、女性の労災を認定することで、遺族に対する給付が可能となる。労働環境や労災認定に関する意識の向上にもつながる見通しである。

 約1週間泊まり込みで介護と家事に従事した後に急死した当時68歳の女性の労災を認定しなかった労働基準監督署の処分は不当として、遺族が取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は19日、請求を棄却した一審判決を破棄し、不支給処分を取り消した。