夜間の青木ヶ原樹海 ドローン使い自殺防止のパトロール

AI要約

富士山の北に位置する青木ヶ原樹海周辺で、山梨県が夜間にドローンを使用した自殺防止のための見回りを始める。

ドローンは赤外線カメラを使用して体温を感知し、人を探す。見つかった場合、スピーカーが搭載された別のドローンが現場に向かい、監視員の声を届ける。

山梨県では自殺死亡率が高く、365日パトロールを行っているが、夜間はドローンを優先的に使用する方針。

夜間の青木ヶ原樹海 ドローン使い自殺防止のパトロール

 富士山の北に位置する青木ヶ原樹海周辺で、山梨県が夜間にドローンを使った自殺防止のための見回りを始めます。

 今回の取り組みでは、まず上空のドローンから体温を感知できる赤外線カメラで人を探します。人を見つけるとスピーカーが搭載された別のドローンが位置情報をもとに現場に向かい、地上の監視員からの声を上空から届けます。

「日中は365日パトロールをしています。対応できていない夜間を優先的にドローンでと考えています」(山梨県健康増進課・知見圭子課長)

 山梨県では、人口10万人あたりの自殺死亡率は2年連続で全国ワーストを記録しています。県の担当者は「自殺しようとする人を保護していきたい」としています。(ANNニュース)