インフル、コロナの定点機関減へ 厚労省、5000を3000に

AI要約

厚生労働省は、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の流行状況を把握するため、定点医療機関を約5千から約3千に減らす方針を示した。

保健所数や人口減少を踏まえた対応で、来年度からの変更を目指している。

現在は約5千の医療機関から報告を受けているが、新しい案では約3千の定点を設定することになる。

 厚生労働省は18日、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の流行状況を把握する定点医療機関を、現在の約5千から約3千に減らす方針を有識者会議で示した。保健所数や人口減少を踏まえた対応。早ければ来年度からの変更を目指す。

 厚労省によると、現在はRSウイルス感染症なども報告する約3千の小児科に、約2千の内科を加えた計約5千の医療機関から、インフルエンザと新型コロナの感染者報告を受けている。新しい案では、約1700の小児科と約1300の内科で、計約3千の定点を設定するとした。

 現在の定点を設定した1999年から保健所の数は約3割減少したという。