「もふもふ」5割超に浸透 まったりも、国語世論調査

AI要約

文化庁が2023年度の国語に関する世論調査結果を公表。新しい表現の浸透度や意味の違い、世代間の違いなどを調査。

調査結果によると、「もふもふ」や「まったり」などの新しい言葉が広く使われており、意味の認識も人によって異なることが示された。

さらに、「きゅんきゅん」や「ごりごり」といった表現も一部で使用されており、他人の使用に対する意識も調査された。

 文化庁は17日、2023年度の国語に関する世論調査の結果を公表した。日常会話で使われる新しい表現の浸透度合いをみる設問で、「動物などがふんわりと柔らかそう」との意味で「もふもふ」を、「ゆっくり、のんびりする」の意味で「まったり」を、使う人はそれぞれ52.6%に上った。「時間や手間をかけない」を「さくっ」と言うのは56.2%だった。別の問いで、7割近い人が「失笑する」を本来と違う意味で理解していた。

 文化庁は、新しい意味や使い方が辞書に記載され始めた言葉を調査。年代別では「もふもふ」を使う人は30代以下が8割を超え、60代でも4割いた。「まったり」は20~40代が7割を超えたが、16~19歳は61.4%だった。他人が使うのが気にならないとしたのは両表現とも8割を超えた。

 「ときめきを感じる」の表現で「きゅんきゅん」を使うのは41.4%。「筋金入りの」という意味で「ごりごり」と言うことがあるのは20.0%で、他人の使用が気にならないとしたのも59.4%にとどまった。