大阪・関西万博の目玉に「火星の石」を展示へ

AI要約

政府は2025年4月に開幕する大阪・関西万博の目玉として、「火星の石」を展示すると発表しました。

展示される「火星の石」は、重さ13kgの火星由来の隕石であり、水と反応してできる鉱物が含まれており、火星に水が存在した証拠とされています。

2000年に日本の観測隊が南極で採取した隕石が初めて一般に公開される展示となり、1970年の大阪万博で話題となったアポロ12号が持ち帰った「月の石」と対比されています。

大阪・関西万博の目玉に「火星の石」を展示へ

 政府は2025年4月に開幕する大阪・関西万博の目玉として、「火星の石」を展示すると発表しました。

「生命の起源を示す学術的な価値も高く、万博のテーマである『いのち』に深くかかわる展示となります」(斎藤経産大臣)

 展示される「火星の石」は、ラグビーボールほどの大きさで、重さは13kgと火星由来の隕石では世界最大級です。2000年に日本の観測隊が南極の昭和基地近くで採取したもので、一般に公開されるのは初めてです。

 数万年前に地球に飛来したと見られ、水と反応してできる鉱物が含まれていることは、火星に水が存在した証拠になるとされています。展示では、この隕石から切り出したかけらを触ることもできるということです。

 1970年の大阪万博ではアポロ12号が持ち帰った「月の石」が展示され、話題になりました。(ANNニュース)