私は性別問わず人を好きになる「パンセクシャル」勇気を出して友達に打ち明けたら

AI要約

内省の結果、パンセクシャルであることに気づいた高校生が友人に告白し、受け入れられた経験を通じて、セクシュアリティを公表する勇気を称える記事。

友人に対する恋愛感情がセクシュアリティの認識を変えたエピソードや、周囲にセクシュアルマイノリティについて理解を求める姿勢を伝える。

最近のLGBTQの認知度向上と、理解を広めるためには、単純な理解だけではなく、寛容と同情心も必要であることを述べる。

私は性別問わず人を好きになる「パンセクシャル」勇気を出して友達に打ち明けたら

私は「パンセクシャル」というセクシュアリティです。一人で悩むことをやめるために、勇気を出して友達にパンセクシュアルだと告白しました。(高校生記者・にゃんコ=1年)

私は、性別を問わず人に恋愛感情を抱くパンセクシャルです。そう気がついたのは、同性の親友に恋愛感情を抱いた中学生のときでした。

私はそれまで、恋愛感情を異性に抱いていましたが、このときに初めて同性に恋愛感情を抱きました。しかし親友を同性だと意識して恋愛感情を持ったわけではありません。なので、自分がパンセクシャルなんだと気がつきました。

当時はLGBTQについてあまり知らず、誰に相談したらいいかもわかりませんでした。しかし私は、親友を好きだという自分の気持ちを隠したくありませんでした。そのため、ありのままの気持ちを、親友に伝えました。気持ち悪いと思われてしまうのではないかとすごく怖かったです。親友は、私の気持ちを気持ち悪いと思わず、ちゃんと受け止めてくれました。

告白した時は「そうなんだ」と軽い反応でしたが、次の日も避けることなく気を使ってくれたり、いつも通りに接してくれたりしました。

親友に自分の気持ちを伝えたことをきっかけに、周囲の信頼できる友達に自分がパンセクシャルだと告白。「自分の好き」を隠したり、一人で抱え込んだりすることもつらかったので、勇気を出しました。

友達は引くこともなく、「そうなんだー」と軽い反応。「自分の好き」はおかしいことではないと言ってくれているようで、気持ちが軽くなりました。

セクシュアリティを誰かに告白するかしないかは人それぞれです。しかし、誰にも言えずに悩んでいるなら、信頼できる人やSNSで知り合った人、同じような境遇にいる人に告白することも、一つの手段だと思います。あなたの「好き」という気持ちや心に、寄り添ってくれる人はいると思います。

最近では、LGBTQという言葉は広まりつつありますが、理解できない人たちもいると思います。それは当たり前です。赤の他人の気持ちを、理解できるはずがありません。ただ、LGBTQを重く考えすぎず、固定観念にとらわれないで、「そういう人たちもいるんだな」という程度に知ってもらえたらなと思います。