今日13日もあちらこちらで雷雨に 帰宅時間帯も天気急変に注意

AI要約

九州から東北にかけて雨雲が発達し、大気の不安定な状態が続く。

沖縄から東北南部にかけて局地的な大雨や落雷に注意が必要。

猛暑が続くことで大気が不安定になり、ゲリラ豪雨の可能性が高い。

今日13日もあちらこちらで雷雨に 帰宅時間帯も天気急変に注意

今日13日も九州から東北の所々で雨雲が発生し、発達しています。また、台風13号が近づく沖縄や奄美付近も、カミナリ雲があちらこちらに見られる状況です。このあと帰宅時間帯にかけても、大気の不安定な状態が続きます。沖縄から東北にかけて雨雲が発達しやすく、各地で落雷や局地的な大雨に注意が必要です。

これから今夜にかけても、沖縄から東北南部にかけてを中心に、大気の不安定な状態が続きます。雨雲が発生・発達しやすく、局地的に1時間に50ミリ以上の滝のような雨が降る恐れもあります。特に関東内陸部ではカミナリ雲が次々と発生して、同じ場所に雨雲がかかり続けた場合や雨雲が予想以上に発達した場合には、警報級の大雨となる可能性があります。土砂災害、低い土地の浸水や河川の増水に警戒・注意が必要です。

加えて、大きな氷の粒、ひょうが降るような恐れもあります。落雷や突風、ひょうから身を守るため、カミナリ雲が近づいてきたら頑丈な建物の中に避難するようにして下さい。

雨雲が発生しやすくなっている原因の一つは、9月になっても続く猛烈な暑さです。今日13日も各地で気温が上がり、全国で最も気温が上がった福岡県太宰府市では最高気温が37.1℃と、9月の観測史上一番高い気温に。また、猛暑日は今年に入って55回目で、全国の猛暑日最多日数を更新し続けています。大分県日田市では9月としては初めて3日連続で37℃以上を観測。関東など東日本でも猛暑日の所があり、真夏のような暑さがおさまる気配はありません。

気温が上がると地上付近の空気が軽くなって上昇しやすくなります。南の海上に台風があることも影響し、沖縄から東北南部まで、地上付近の空気は湿気をかなり多く含んでいる状態。この空気が上昇すると、途端に活発な雨雲が発生してしまいます。

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の、前兆となる現象は、大きく3つ挙げられます。

①「真っ黒な雲が近づいてきた」

ゲリラ豪雨をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。

②「雷の音が聞こえてきた」

ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。

③「急に冷たい風が吹いてきた」

発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。

このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、ゲリラ豪雨の可能性がありますので、ご注意ください。