少年を窃盗容疑で誤認逮捕、防犯カメラ映像を見間違う 新潟県警

AI要約

新潟県警が窃盗容疑で誤認逮捕した男性に謝罪。被害者と犯人が別人であることが判明。

男性は逮捕後3時間4分で釈放され、実際の犯人が17歳の会社員であることが判明。

県警は指導徹底と再発防止に努めるとともに、家族に謝罪を行った。

少年を窃盗容疑で誤認逮捕、防犯カメラ映像を見間違う 新潟県警

 新潟県警は12日、同県長岡市の男性(当時19)を窃盗容疑で誤認逮捕したと発表した。防犯カメラに映っていた人物を見間違うなど捜査が不徹底だったとして、男性と家族に謝罪した。

 県警によると、男性は新潟市西区のリサイクルショップでジャージー上下とTシャツ(販売価格計13万9960円)を盗んだ容疑で8月30日午後7時35分に逮捕された。男性がジャージー上下を別のリサイクルショップに売却していたことや、被害にあった店の防犯カメラに男性と似た人物が映っていたことなどから逮捕したという。

 男性は「店には行っていない」と否認しており、男性の当日の行動を確認するなどした結果、逮捕から3時間4分後に釈放した。

 県警は9月12日、被害にあったジャージー上下を盗んだ容疑で三条市の会社員(17)を逮捕した。会社員は容疑を認めており、男性は会社員からジャージー上下を買ったと話しているという。Tシャツについては、さらに別の人物が盗んだ疑いがあるとして捜査をしている。

 男性を誤認逮捕したことについて、白井秀夫・刑事総務課長は「男性と家族には心よりおわび申し上げます。職員の指導を徹底し、再発防止に努めてまいります」と話した。(山崎靖)