【独自】防犯カメラ18台をかいくぐり“死角”でリュックに…“高級釣りざおドロボー”犯行の一部始終

AI要約

横浜市の釣り具店で高級釣りざお2本が盗まれた事件。犯人は巧妙な手口で犯行に及び、防犯カメラの死角を狙った作戦を展開。

犯人は2度の来店を経て、店内で釣りざおを手にする様子がカメラに捉えられていた。店長が気づいたのは数日後、釣りざおの空箱だけが残されていた時だった。

被害届を提出し、警察が窃盗事件として捜査を進めている。店長は18台もの防犯カメラが設置されているにも関わらず、巧妙な犯行にショックを隠せない。

【独自】防犯カメラ18台をかいくぐり“死角”でリュックに…“高級釣りざおドロボー”犯行の一部始終

神奈川・横浜市の釣り具店で8月、高級釣りざお2本が盗まれた。カメラは、18台もの防犯カメラをかいいくぐり、巧妙に順序立てられた手口で犯行に及ぶ“釣りざおドロボー”の姿を捉えていた。

問題の男が店に現れたのは8月27日、男はキャップを目深に被り、大きなリュックを背負っていた。

男は釣りざおコーナーにゆっくりとやってくると、おもむろに釣りざお2本を手に取った。ケースから取り出し入念に品定めしていたが、気に入らなかったのか、釣りざおを置いてその場を後にした。

数分後、男は再び釣りざおコーナーに現れると、先ほど見ていた釣りざお2本を手に取り、店の隅へと移動し、釣りざおを置いた。

その後、ウロチョロと落ち着かない様子の男は、店のスタッフがバックヤードに入るのを影から確認し、通路から人の気配がなくなると、しゃがみ込み、突如リュックを下ろし始めた。男がしゃがみ込んだ場所は、ちょうど防犯カメラの死角となっている場所だった。

その後、男は、釣りざおを置いた場所に戻って釣りざおを手に取り、再びリュックの方へ移動。しゃがみこんでなにやらガサゴソとした後、リュックを背負い、何も買うことなく店を出た。

なつめ釣具 店長:

高いさおの空箱が…全くさおの置いてない別の場所に空箱だけ置いてあって……。

この4日後に店長が目撃したのは、釣りざおの“空箱”だった。

男が盗んだとみられるのは1本4万円以上する高級釣りざお2本。店長はショックを隠しきれなかった。

なつめ釣具 店長:

四方八方から防犯カメラ入ってます。店に18個ありますからカメラ。いきなり盗まないんですよ。徐々に徐々に死角の方に持って行くんですよ、移動させながら。

店は被害届を提出し、警察が窃盗事件として“釣りざおドロボー”の行方を追っている。

(「イット!」 9月9日放送より)