兵庫県知事「どういう道を進むかは自分が決める」 辞職要求に応じず

AI要約

兵庫県の斎藤元彦知事に対する内部告発が問題となり、県議会から辞職要求が出された。維新の会を含む全会派が辞職を求める見通しで、斎藤知事は厳しい状況に置かれている。

斎藤知事は辞職要求に応じない姿勢を崩さず、百条委員会での説明を通じて県民に対して責務を果たす考えを示した。

申し入れを受けた斎藤知事は要求を重く受け止めつつも、必要な時に説明することが責務だとし、姿勢を示した。

兵庫県知事「どういう道を進むかは自分が決める」 辞職要求に応じず

 兵庫県の斎藤元彦知事らが内部告発された問題をめぐり、県議会第2会派の維新の会が9日、斎藤知事に辞職を要求した。斎藤知事は同日夕、報道陣の取材に応じ「自分がどういう道を進んでいくかは、自分が決めていくのが大事だと思う」と述べ、辞職要求に応じない姿勢を改めて示した。

 ほかの県議会4会派も12日に辞職要求を行う方向で調整しており、これで県議会全会派が辞職を求める見通し。斎藤知事は極めて厳しい状況に追い込まれている。

 維新の会の申し入れについて斎藤知事は、「大変重く受け止めている」と述べた。しかし、辞職要求に応じるかどうか問われると、「これから百条委員会が続くので、知事として必要なときに出席して説明することで、県民のみなさま、この問題に関心や不安を持つ方に説明をしていくことが私の大きな責務かなと思う」とした。(宮坂奈津、杉山あかり)