部屋にゴキブリ！業者に頼んだら十数万円の請求…害虫駆除相談が倍増
AI要約
2023年度の消費生活相談は約13万件にのぼり、若い世代からの相談が目立つ
害虫駆除に関する相談が急増し、不当な請求に悩むケースも
20歳以下の相談者が急増しており、一人暮らしの学生などに影響がある
東京都や都内の自治体に寄せられた2023年度の消費生活相談は約13万件（前年度比0.3%減）にのぼり、高止まりの傾向が続いている。害虫駆除や美容医療関連のトラブルをめぐる若い世代からの相談が目立っており、「毎年、受け付けられる最大限の相談を受けている状況」（都の担当者）という。
害虫駆除についての相談は508件と、前年度から倍増した。「部屋にゴキブリが出て、『550円～』というネット広告を見て駆除業者に連絡したら、部屋を点検した後に十数万円の見積もりを出されて支払ってしまった」といった相談があったという。
相談者を年齢別でみると、29歳以下が4割近くを占め、とくに20歳以下が急増。都によると、スマートフォンの検索エンジンで表示される害虫駆除業者の広告が、ここ1～2年で急増したといい、担当者は「一人暮らしを始めたばかりの学生などが害虫に戸惑い、依頼した業者から法外な請求をされるケースがある」と話す。
