「地元の先生方の力が頼り」 自民総裁選勝利に向け小林鷹之氏、千葉県議団に協力要請

AI要約

小林前経済安全保障担当相が千葉県で自民党総裁選の支援を訴える

党員票の重要性と候補者支持の広がりに注目

県議ら地方議員の地元支持が勝敗に影響を与える可能性も

「地元の先生方の力が頼り」 自民総裁選勝利に向け小林鷹之氏、千葉県議団に協力要請

12日に告示される自民党総裁選に立候補を表明している小林鷹之前経済安全保障担当相(衆院千葉2区)は11日、千葉県議会最大会派(49人)の同党の控室を訪ね、直接、支援を求めた。小林氏陣営は党友を含めた「党員票」が勝敗を左右するとみており、「千葉でトップの党員票を獲得しなければ、決選投票に進む1、2位には入れない」(周辺)と、強い決意で総裁選に臨む。

「厳しい総裁選になるが、地元の先生方の力が頼りだ。全身全霊で臨むので、支援をお願いしたい」

この日は9月定例県議会の開会日。自民党県議団全員がそろったところで姿を見せた小林氏は県議一人一人と握手を交わし、挨拶でこう語った。

「どのような日本を目指すかにこだわり、総裁選に臨む。党改革は大前提だ。『世界をリードする日本をつくる』を掲げて訴えたい」とも述べた。

県議会初日の日程が終わった後、小林氏の選挙地盤の千葉市花見川区と八千代市選出の県議3人が中心となり、「応援する会」が開かれた。県議3人や小林氏の後援会幹部は、集まった県議約30人を前に、それぞれの地元党員への「小林氏支持」を訴えた。

各都道府県連が特定の候補者を支援する行為を党本部が禁止したこともあり、県連は事実上の自主投票となった。候補者が乱立すれば国会議員票と同様、党員票も分散は避けられない。

県議ら地方議員は地元選出の国会議員の意向を無視できないだけに、小林氏支持がどこまで広がるかは見通せない。