佳子さまが日本伝統工芸展を鑑賞 総裁賞の花器「引き込まれるよう」

AI要約

秋篠宮ご夫妻の次女佳子さまが日本橋三越本店で開催された日本伝統工芸展を鑑賞。佳子さまは日本工芸会の総裁を務め、総裁賞や高松宮記念賞を選定。

総裁賞に選ばれた金工作家原智さんの作品や高松宮記念賞に選ばれた和紙人形に注目。作品の美しさや繊細さに感動。

佳子さまは工芸展に深く感銘を受け、作品の細部まで丹念に鑑賞。落ち着いた表情で芸術に想いを馳せていた。

佳子さまが日本伝統工芸展を鑑賞 総裁賞の花器「引き込まれるよう」

 秋篠宮ご夫妻の次女佳子さまは11日、東京都中央区の日本橋三越本店で始まった「第71回日本伝統工芸展」を鑑賞された。佳子さまは工芸展を主催する日本工芸会の総裁を務める。自ら選んだ総裁賞を含め、陶芸や染織など各部門の入選作品に見る角度を変えながら目を凝らしていた。

 総裁賞に選ばれた金沢市の金工作家、原智さんの「鐵地象嵌(てつじぞうがん)花器」は、黒い鉄地に細い線の象眼でチョウのりんぷんをイメージした模様が施されている。佳子さまは「引き込まれるような思いがいたします」と話し、光の当たり具合で変わる模様の輝きを確かめるように見入っていた。

 佳子さまは高松宮記念賞も選定し、琉球舞踊の衣装を和紙で表現した人形を選んだ。淡い色合いや表情に「優しさが伝わってくるようです」と笑顔を見せていた。【山田奈緒】