NHKラジオ尖閣発言問題 会長ら報酬の半分を自主返納
NHKラジオの国際放送で中国籍のスタッフが尖閣諸島について「中国の領土」と発言し、稲葉会長ら幹部の処分が発表された。稲葉会長は事態を深くおわびし、役員4人が報酬の半分を自主返納する一方、国際放送担当の傍田理事が引責辞任した。
NHKは再発防止策を実行し、信頼回復に努めるとしている。また、中国籍のスタッフに1100万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴し、刑事告訴も検討するという。
NHKラジオの国際放送で中国籍のスタッフが尖閣諸島について「中国の領土」などと発言した問題で、NHKは稲葉会長ら幹部の処分を発表しました。
NHK 稲葉会長
「今回の事案はいわば『放送の乗っ取り』ともいえる事態で、深くおわび申し上げたいと思います」
稲葉会長ら役員4人が報酬の半分を1カ月間、自主返納するほか、国際放送担当の傍田理事が引責辞任しました。
NHKは「再発防止策を着実に実行し信頼回復に努める」としています。
また、中国籍のスタッフに対しては1100万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴しました。
今後、刑事告訴も検討します。