石破元幹事長、記者からの「なぜ原発ゼロから“軌道修正”?」に回答 政策発表会見

AI要約

石破氏が政策発表記者会見を行い、防災省の創設や実質賃金の上昇などの公約を説明。原発に関する質問に答える中で、原発ゼロを目指す背景や再生可能エネルギーへの取り組みについて説明。

石破氏は安全性確保とエネルギー供給の重要性を強調し、リプレースや小型原発についても可能性を追求する必要があると述べた。

地熱や小水力などの再生可能エネルギーへの取り組みを早急に推進する必要性を強調し、安定的なエネルギー供給が喫緊の課題であると強調。

石破元幹事長、記者からの「なぜ原発ゼロから“軌道修正”?」に回答 政策発表会見

 自民党・石破茂元幹事長が10日に政策発表の記者会見を行い、「防災省の創設」や「持続的な実質賃金の上昇」などの公約を説明するとともに、記者からの原発に関する質問に答えた。

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 記者は8月24日に鳥取県での出馬表明会見での「原発ゼロに近づける努力を最大限にする」という石破氏の発言と、6日の都内会見における「原発ゼロを実現するとは考えていない」という発言の“軌道修正”が生じた理由について質問。

 これに石破氏は「原発ゼロが目的ではなく、安全性が最大限に確保された上で再生可能エネルギーのポテンシャルを最大限に引き出す『省エネルギー型のAI社会』を目指し、その結論として原発のウエイト減が実現する」と回答した。

 さらに記者から「再生可能エネルギーなどの取り組みは中長期で考えるべきもので、当面の電力需給・原発のリプレース(置換)はどうするのか?」と問われた石破氏は「確かに地熱・小水力などは今すぐ実現できるものではない。しかしながら、議論をしていても仕方がなく、そういうものの可能性を最大限に引き出す取り組みに今すぐに着手していかなくてはならない。リプレースについても同様であり、小型の原発についてもどこまで可能性があるのか追求していかなければならない。安全性の確保と国民に安定的にエネルギーを供給することは喫緊の課題であり、すぐに取り組む」と述べた。

(ABEMA NEWS)