被爆者認定めぐり判決へ 長崎 被爆体験者訴訟

AI要約

国が定める地域外にいた被爆体験者が被爆者と認められない問題に関する裁判の判決が9日に出される。

被爆体験者44人が再び市や県に被爆者認定を求めて訴えを起こし、4人は既に亡くなっている。

原告側は放射性微粒子の影響を受けたと主張し、被爆者認定が焦点となっている。

被爆者認定めぐり判決へ 長崎 被爆体験者訴訟

長崎に原爆が投下された際、国が定める地域の外にいた「被爆体験者」は被爆者と認められていません。被爆者と認めるよう求めた裁判の判決が9日午後、言い渡されます。

 「被爆体験者」44人は、2019年までに最高裁で敗訴が確定していましたが、改めて、市や県に被爆者認定を求めて訴えを起こしました。

 4人はすでに亡くなっています。

 原告側は放射性微粒子を含む灰や雨の影響を受け、「内部被ばくした」とし、3年前の広島高裁の判決と同様に「放射能の影響を受けるような事情」にあったと主張しています。

 国が定める区域外での被爆者認定がされるかが焦点で、判決は午後2時、長崎地裁で言い渡されます。