「実の母じゃないと聞かされた進次郎は…」 叔父が明かす小泉進次郎の知られざる素顔

AI要約

小泉進次郎氏が自民党総裁選に立候補し、本命視される中、彼の生い立ちや支持を受ける背景が浮き彫りになる。

父親である純一郎元首相との関係や苦難を経て育まれた進次郎氏の半生が明らかにされる。

進次郎氏は最年少で首相を目指し、支持を得るために党内の長老や元首相らのサポートを受けている。

「実の母じゃないと聞かされた進次郎は…」 叔父が明かす小泉進次郎の知られざる素顔

「新顔」から「常連」まで、連日のように立候補者が名乗りを上げる自民党総裁選。その中で早くも本命視する声が上がっているのが、小泉進次郎元環境相である。生い立ちから政治家としての歩みまで、丁寧に追っていくことで浮き彫りになった「空虚な実像」――【前後編の前編】。

 ***

 小泉進次郎氏が「尊敬する人物」、アメリカのジョン・F・ケネディが大統領の座に就いたのは43歳の時である。進次郎氏も現在、43歳。奇妙な符合というほかないが、この二人には他にも共通点がある。それは「実績」。ケネディは大統領に就任するまで、政治家として目立った実績がなかった。進次郎氏も同様で、「実績不足」「経験不足」を指摘する声は多い。そんな中、自民党の総裁選に挑む進次郎氏を巡っては、

「かねてバックアップしてきた菅義偉前首相が明確に“進次郎支持”を打ち出し、周辺の議員にも働きかけています」

 と、全国紙の政治部デスクは言う。

「また、父・純一郎元首相とのつながりで、森喜朗元首相も進次郎支援で気を吐いており、早くも“旧清和会票から40票は進次郎支持で取りまとめた”と周囲に吹聴しています」

 党の“長老”たちの支援も取り付け、史上最年少での首相就任を目指す進次郎氏。その半生はいかなるものだったのか。

 首相として高い支持率を誇った純一郎氏の次男として神奈川県横須賀市で生まれたのは1981年のことである。しかしその翌年、純一郎氏と妻の佳代子さんが離婚。3歳上の兄、孝太郎氏と共に小泉家に残り、純一郎氏の実姉の道子さんを母親代わりとして育てられることになった。離婚時、佳代子さんは第3子を妊娠中だった。それが孝太郎氏と進次郎氏の弟、佳長氏だ。佳代子さんと佳長氏は長らく、小泉家への出入りを禁じられていた。

 純一郎氏の弟で、進次郎氏にとっては叔父にあたる小泉正也氏が語る。

「一番上の姉(道子さん)はよくやっていたと思う。孝太郎と進次郎に惜しみない愛情を注いでいた。進次郎にとっても本当の母親のような存在だと思いますよ。中学2年の進次郎が、実の母じゃないって兄(純一郎氏)から聞かされて知った時、進次郎は“本当の母親だよ”と言ったけど、それはそうなるでしょう」