保育園で閉じ込めPTSD、松江 女児側が賠償提訴

AI要約

松江市の認可保育園で保育士からトイレに閉じ込められるなどの虐待を受けた小学3年の女児が心的外傷後ストレス障害を発症し、損害賠償を求めて運営法人と保育士を提訴した。

女児の両親は司法の場で娘の苦しみを訴え、子どもを追い詰める保育行為を許されないと強く主張している。

女児は2018年に入園してから数年間にわたり、保育士からの虐待を受け続けたとされている。

 松江市の認可保育園で保育士からトイレに閉じ込められるなどし、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したとして、通園していた小学3年の女児(8)側が5日までに運営法人と保育士に計約430万円の損害賠償を求め松江地裁に提訴した。

 女児の両親は5日、市内で記者会見し「司法の場で娘のつらい思いを知ってほしい。未成熟な子どもを追い詰める保育を認めるわけにはいかない」と訴えた。提訴は4日付。

 訴状によると、女児は2018年4月に入園。遅くとも21年4月以降、担任の女性保育士からトイレに閉じ込められたり、園庭や廊下で5~10分間立たされたりするなどした。