立民代表選、政権時代に対立した野田佳彦氏と小沢一郎氏がタッグ 消費増税巡り決別の過去

AI要約

野田佳彦元首相が立憲民主党代表選に出馬する意向を表明し、小沢一郎衆院議員率いる一清会が野田氏を支援することが決まった。

一方、小沢氏は過去の対立から野田氏との間に政策不一致があり、論戦でその部分が焦点になる可能性がある。

代表選は23日に実施され、既に野田氏、枝野幸男前代表、泉健太代表が立候補の意向を示しており、泉氏は推薦人20人を確保する準備中。

立民代表選、政権時代に対立した野田佳彦氏と小沢一郎氏がタッグ 消費増税巡り決別の過去

立憲民主党代表選に出馬する意向を表明している野田佳彦元首相(67)は3日、同党の小沢一郎衆院議員と国会内で会談した。小沢氏は、自身が率いる党内グループ「一清会」(約10人)が代表選で野田氏を支援すると伝えた。

執行部と距離を置く小沢氏は、再選出馬を目指す泉健太代表(50)以外の候補を担ぐと表明し、支援対象となりうる人物として野田氏ら複数の議員の名を挙げていた。

野田氏は、自身が率いる党内グループ「花斉会」(約10人)や、中堅・若手の「直諫(ちょっかん)の会」の一部議員から支援を受ける。一清会は結束力の強さに定評があり、野田陣営にとって助力は好材料といえそうだ。

一方で、小沢氏は民主党政権時代、消費税増税を巡る対立から首相の野田氏に反旗を翻し、政権瓦解(がかい)の端緒を作った経緯がある。代表選の論戦で、過去の政策不一致に矛先を向けられる可能性もある。

代表選は、泉氏の任期満了に伴って7日告示、23日投開票の日程で行われる。野田氏と枝野幸男前代表(60)が既に立候補の意向を表明済みで、泉氏は出馬に必要な推薦人20人の確保を急いでいる。