新潟・柏崎市の桜井市長、3選出馬を表明 柏崎刈羽原発の再稼働と再エネを両立

AI要約

柏崎市長選で現職の桜井市長が3選目を目指して立候補を表明

桜井市長は再稼働を条件付きで容認し、脱炭素や医療機関の維持などを重要課題と位置付け

桜井氏は教諭から市議を経て現市長に就任し、再稼働問題で初当選を果たした経歴を持つ

新潟・柏崎市の桜井市長、3選出馬を表明 柏崎刈羽原発の再稼働と再エネを両立

任期満了に伴う新潟県柏崎市長選(11月10日告示、17日投開票)に、同市の桜井雅浩市長(62)は31日、3選を目指して無所属で立候補すると表明した。同市などに立地する東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を条件付きで容認する桜井氏が出馬表明したことで、再稼働反対派の動向が注目される。

桜井氏はこの日、市内で開かれた自身の後援会の会合に出席。その中で3期目に挑戦することを明かし、「原発と再生可能エネルギーを両立させ、国内の他の自治体に先駆けて市内にある製造業のカーボンニュートラル(脱炭素)を実現したい」と語った。

また、原発と並ぶ大きな課題として経営危機に直面する市内の医療機関の維持を挙げ、「市民が安心して医療サービスを受けられるよう守っていきたい」と述べた。

桜井氏は、高校教諭をへて、平成3年から柏崎市議を4期14年務めた。同原発の再稼働問題が争点になった28年の市長選で、新人同士の一騎打ちを制して初当選した。