分庁舎改修に5億円超 広報体制強化も 宮内庁概算要求

AI要約

宮内庁は2025年度予算の概算要求を発表しました。信子さまの宮内庁分庁舎の改修費や広報活動費が計上されており、信子さまは改修中に仮住まいする予定です。

信子さまはストレス性ぜんそくで医師の意見に従い、分庁舎内に居住しています。改修は隣接する建物との一体化やバリアフリー化も含まれます。

宮内庁は広報活動強化のためにインスタグラムを運用し、広報活動費用の増額や広報室職員の増員も計上しています。

 宮内庁は30日、2025年度予算の概算要求を発表した。

 寛仁親王妃信子さま(69)が住まれている宮内庁分庁舎(東京都千代田区)の改修費に5億1900万円を計上した。26年度までの2カ年計画で、工事費の総額は約13億円。改修に伴い、信子さまは24年度中に高輪皇族邸(港区)に仮住まいする。

 信子さまはストレス性ぜんそくと診断され、医師の意見に従って、09年から分庁舎内の旧宮内庁長官公邸に居住している。改修により、隣接する旧侍従長公邸と2棟を一体的に使えるよう整備し、エレベーター設置などのバリアフリー化も行う。

 同庁は4月から天皇、皇后両陛下の近況などを伝えるインスタグラムを運用しており、撮影の業務委託費など発信強化のための3400万円も計上。広報活動を担う広報室職員を現在の10人から3人増員することも要求する。