【台風情報】「地面から吹き上げるような風だった」熊本・天草市で516世帯774人が避難(29日午前10時半時点)

AI要約

強い台風10号が鹿児島県の薩摩川内市付近に上陸し、九州を横断する見込み。警戒が必要。

熊本県天草市では雨風が強まり、避難所に516世帯、774人が避難。一時的に落ち着いたものの、警戒が必要。

高齢夫婦や女性が風の強さに怯え、安全を確保するため早めの避難を行っている。天草市付近を通過中。

【台風情報】「地面から吹き上げるような風だった」熊本・天草市で516世帯774人が避難(29日午前10時半時点)

強い台風10号は、けさ、鹿児島県の薩摩川内市付近に上陸しました。この後も勢力を落とさないまま、九州を横断する見込みです。引き続き最大級の警戒が必要です。

熊本県天草市の本渡港です。私はきょう午前4時半ごろから取材をしていますが、時間を追うごとに雨風ともに強くなり、午前7時頃には、物陰に隠れていないと身体を持っていかれるような強風と横殴りの雨が降っていました。しかし、1時間ほど前からは雨風ともに小康状態になっています。

天草市では午前10時半時点で、避難所には516世帯、774人が避難しているということです。

今朝避難をしたという高齢夫婦は、「風がすごかったので怖くて避難をした。地面から吹き上げるような風だった」と話していました。また、避難所にきのうから避難している女性は、「何かあってからでは遅いと思って早めに避難をした。家にいるよりは安心できる」と話していました。

台風は現在、天草市付近を進んでいるとみられ、引き続き厳重な警戒が必要です。